なんとかしたい!うねる、ひろがる【梅雨の髪】対策

シトシト、ジメジメな天気が続く梅雨シーズン突入ですね。この時期は髪がうねる、ひろがる問題に悩まされる人も多いのではないでしょうか?

 

「朝、クセが広がらないように頑張ってブローしたのに、外に出たら無残にもヘアスタイルが崩れてしまう」
「くせ毛がいつも以上に広がってどうしようもない…」
「前髪が思い通りにならなくて一日中気になってしまう」

 

 

そんな悩みや不満を抱えたままの一日って、気分もあがりませんよね。

 

美容室 姫にも毎年6〜7月にかけては、髪のうねりや広がりに悩むお客様がとくに多くいらっしゃいます。そこで今日は梅雨の髪をどうすれば、少しでも快適に保つことができるのかをご紹介します。

 

 

なぜ髪は、梅雨時期になるとまとまりにくいのか

そもそもなぜ梅雨時期になると髪がうねったり、いつも以上にくせ毛になったり、広がったりするのでしょうか?

 

それは髪の毛の【水分バランス】が崩れるからです。通常、均等に水分バランスが保てている髪も、梅雨の湿気や気温が上がって汗をかくことによって、より多くの水分を含んでしまい、髪の毛1本1本の水分が均等にならず、うねりをともなった「クセ毛」になってしまうのです。

 

 

もともとの「髪質」も関係しています

 

髪の水分バランスが整っていないことが髪のうねりやクセ毛になるとお伝えしましたが、もうひとつ、梅雨時期に髪がうねったり広がったりする原因には【髪質】も関係しています。

 

生まれつきクセ毛の方は、もともとの髪にクセがでやすい(つまり、髪の水分バランスが均等でない)ので当然、梅雨時期になると、どうしてもいつも以上にクセが出てきます。逆に、生まれつき水分バランスが均等な髪質はクセの少ない、いわゆるストレート(直毛)と言われる髪質となります。

 

この「水分バランス」が均等か否かは、もともと生まれ持った髪の質であるため、なかなか自然とは改善されにくいのです。

 

 

髪質は遺伝子による影響やホルモンバランスにも関係が

先述したように【髪質】は、基本的には遺伝子レベルによるものなので、たとえば縮毛矯正などで人工的に手を加えずに変えることはできません。

 

また、当サロンのお客様でもよく聞くのが「出産後、クセ毛になっちゃって」という声。出産や授乳などにより、多くの女性ホルモンを分泌するため、産後や育児中のママさんなどは髪がゴワついたり、クセ毛になったり、ということもあるようですね。

 

 

頭蓋骨のメカニズムにより髪質が変わることも!

もうひとつ髪質が変わると言えば、なんと頭の骨(頭蓋骨)の変化も関係しているんです。

 

人間の頭蓋骨は20歳を過ぎたころから、徐々に大きくなると言われています。頭蓋骨が大きくなると、頭皮は圧迫され張ってくる状態になり、頭頂部から頭皮が広がっていくようになってきます。

 

これがいわゆる「頭皮がたるむ」という状態のこと。頭皮がたるんでくると、髪の生え際も厚みがなくなり、頭皮がスカスカの状態になってきます。そうなると髪1本が自由に動けるようになってしまったぶん、クセがつきやすい髪になってしまうのです。

梅雨対処法①【ドライヤー】を使ってしっかりと地肌を乾かす!

 

まずは自宅での洗髪後に行なう【ドライヤー】を使うときに、地肌をしっかりと乾かすことが、実は梅雨時期のクセ毛やうねりをおさえるうえでとっても大切なんです。
正しい方法で髪を乾かしたかどうかによって、翌日の髪の質感やスタイリングのしやすさもまったく違ってきます。

 

 

面倒だからとつい自然乾燥するのは絶対NG!

毎日のシャンプー後に、面倒だからとつい自然乾燥ですませたり、ドライヤーを使っていたとしてもきちんと乾かさず、地肌が生乾きの状態で放置するのは絶対やめましょう!

 

地肌がしっかりと乾いていない状態は、たとえて言うなら「ぬれた洋服をずっと着ている」ようなもの。梅雨時期に頭髪を生乾きの状態にしておくと、地肌がムレてしまうだけでなく、髪の毛の水分バランスがまばらになり、クセが出やすくなってしまうのです。

 

梅雨時期こそシャンプー後は、ドライヤーでちゃんと乾かすのか乾かさないのかで、ヘアスタイリングのパフォーマンスの良さがぜんぜん違ってきます。衛生的にもしっかり乾かすようにしましょう。

 

梅雨対処法②【オイルベースのヘアケア商品・スタイリング剤】を使いこなす

 

梅雨対策として取り入れてほしいのが、オイル系のヘアケア商品やスタイリング剤を、取り入れることです。
油分のあるヘア剤をつけることで、油分が皮膜の役割をしてくれるので、髪の持っている水分が出にくくなるだけでなく、湿気や汗による水分が入りにくくなり、結果的に髪の水分バランスが崩れないのです。

 

ヘアスタイルや長さにもよりますが、たとえばストレートの人で、普段あまりスタイリング剤を使わない人も梅雨のこの時期は、少しオイル系スタイリング剤をプラスしてみたり、シャンプー後、ドライヤーで乾かす前にオイルタイプのトリートメントを使ってみるなどするとうねりなどをおさえられるかもしれません。

 

梅雨時期のヘアスタイルをキープするポイントは、スタイリング剤などをまったく使わない「素髪」の状態をつくらないことです。

 

 

大切なのは自分の髪質にあった製品を使うこと

オイルベースのヘア剤といっても、その人の髪質やヘアスタイルによって使う製品は異なってきます。でも自分の髪質に合ったものを選ぶのは難しいもの。そんなときはやはり、サロンのスタッフに自分の髪にはどんなものを、どういうタイミングで取り入れると、梅雨の髪の悩みを解消できるか相談するのがよいでしょう。

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